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肺がん

肺がん(肺癌)とは、日本人における癌死亡患者の中で最も多い病気です。特に、肺ガンの場合発見の遅れに伴う外科的な手術の遅れによる原因が最も多いことから積極的な健康診断による肺ガン検査が推奨されます。

肺がんの種類

肺がんの初期症状

進行肺がんの症状

肺がんの検査

肺がんの進行度(ステージ)

PDT(光線⼒学的レーザー治療)

肺がんの名医がいる病院

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肺がんの種類


肺がん (肺癌)は、がん組織で分類すると非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2種類に大きく分けられ、組織型の違いにより治療方法も異なってきます。発生頻度が高いのは非小細胞肺がんで、肺がん全体の80%以上を占めます。

非小細胞がんは「肺腺がん」「肺の扁平上皮がん」「大細胞肺がん」などの組織型に分類されます。

非小細胞肺がんはごく早期に発見して手術すれば治癒する可能性はありますが、手術後再発・転移した場合や、手術が出来なかった場合には、抗がん剤や放射線治療は効きにくい性質を持っているため一般には治すことは難しくなります。

これに対して、「小細胞肺がん」は、小さな細胞が密集して燕麦のように見えるため燕麦細胞がんとも呼ばれています。

非常に進行が早く脳やリンパ節、肝臓、副腎、骨などに早い段階で転移し手術ができないことがほとんどです。また、手術をしても再発率は高くなります。小細胞肺がんは肺がん全体の15%~20%程度を占め、患者さんのほとんどは喫煙者です。

抗がん剤や放射線治療は非小細胞肺がんに比べて効きやすいのですが、一時的に進行を抑えるのがやっとで、再発・転移しやすく予後は悪いです。


肺がんの初期症状


肺がんに共通する症状


全ての肺がん(肺癌)に共通の症状として例えば、咳が続いたり、痰(血痰も)、喘鳴(ぜいめい:ゼーゼー、ヒューヒュー)、嗄声(させい:声が嗄れること)、息切れなどを起こすことがあります。さらに胸壁や胸膜に浸潤した場合には胸椎が溜まってきたり(胸水貯留)、胸部痛や呼吸困難が見られることがあります。

大静脈に浸潤した場合は顔や首などがむくんだり、息切れや頭痛、めまいなどを自覚するようになることもあります。

時には、神経が侵されることにより腕の痛みやしびれ、胸や肩の痛み、顔面や上肢の浮腫などが見られることもあります。

肺腺がん(肺腺癌)

肺腺がん(肺腺癌)は肺野型(末梢肺野に発生する)がんが多く、初期症状に乏しいがんです。しかし、肺腺がんも癌が進行してくると様々な症状が見られるようになります。

肺腺がん(肺腺癌)は転移しやすいがんであるため、自覚症状が出たときには進行していることも珍しくありません。

肺扁平上皮がん(肺扁平上皮癌)

肺扁平上皮がん(肺扁平上皮癌)は肺門型がんが多いため、咳や血痰などの症状が比較的初期の段階でも現れることがあります。

扁平上皮がんは他の肺がんに比較すると進行していない時期でも自覚症状が出ることがあります。喫煙が深く関わる癌ですからヘビースモーカーの方で自覚症状を感じた場合にはできるだけ早い時期に医療機関を受診することをお勧めします。

大細胞肺がん(大細胞肺癌)

大細胞肺がん(大細胞肺癌)は肺野型(末梢肺野に発生する)がんが多く、初期段階ではなかなか症状は出ません。しかし、癌が進行してくると様々な症状が見られるようになります。

大細胞肺がん(大細胞肺癌)は転移しやすいがんであるため、自覚症状が出たときには進行していることも珍しくありません。

小細胞肺がん(小細胞肺癌)

小細胞肺がん(小細胞肺癌)は肺門型がんが多いため、ある程度進行すると咳や血痰などの症状が現れるようになります。

小細胞肺がん(小細胞肺癌)は極めて転移しやすいがんであるため、自覚症状が出たときには既に全身に転移していることも珍しくありません。


進行肺がんの症状


肺がん(肺癌)は進行すると骨転移や肺転移、肝臓転移、そして脳転移などの遠隔転移を起こします。

肺がん(肺癌)が骨に転移した場合には肩や背中、腰の骨などに痛みを感じるようになってきます。

肺がん(肺癌)が副腎に転移した場合にはホルモン分泌に異常が生じるため顔が丸くなったり、骨粗鬆症や多毛になることがあります。また、悪心や嘔吐、低血圧などになることもあります。。

肺がん(肺癌)が肝臓に転移した場合には背中や腰、お腹が張って痛みを感じたり、食欲が落ちてきたり、終始ダルさを感じるようになったり、時には黄疸がでることもあります。腹水がたまり妊婦さんのようになることもあります。

肺がん(肺癌)が脳に転移した場合には、目がかすんだり、ふらふらしたり、味覚が変わったり、ロレツが回らなくなってきたり、と様々な症状が出ることがあります。

他にも肺がん(肺癌)が進行すると食欲不振や手足の指先が太くなるばち状指、手足の関節の腫れや痛みなどの症状を自覚することもあります。


肺がんの検査


肺がん(肺癌)の疑いがあるかどうかを調べる検査には、主に胸部単純X線検査レントゲン検査)、胸部CT検査(CTスキャン検査)、胸部MRI検査などの画像検査と、血液を採取して調べる腫瘍マーカー(血液検査)があります。

肺がん(肺癌)の判定を行う方法には、細胞診と組織診の2種類があります。細胞や組織の一部を採取して調べるこれらの検査を生検(バイオプシー)といいます。

細胞診には喀痰細胞診や擦過細胞診、気管支鏡検査、経皮的肺穿刺検査などがあり、細胞の一つ一つを顕微鏡で観察してがん細胞があるかを判断します。

組織診は検査や手術で採取した組織を顕微鏡を使って調べる方法で細胞の大きさや形、並び具合などを総合的に調べる方法です。

肺がん(肺癌)が確定した後は、どの程度進行した肺がん(肺癌)であるのか、リンパ節転移の有無や肺内転移、肝臓転移、副腎転移、骨転移、脳転移など転移があるのか・ないのかを調べることが重要になってきます。

肺がん(肺癌)の治療方法を決定する過程で、肺がん(肺癌)が肺内にとどまっていて手術適応となるのか、肺の外に進行していて手術が適応とならず抗がん剤の治療や放射線の治療を行う必要があるのかを判断することはとても重要です。

肺がん(肺癌)の病期(進行の程度)を調べる検査として、胸部CT検査や腹部CT検査、超音波検査(エコー検査)、骨シンチグラフィー、PET検査、脳のCT検査やMRI検査などがあります。


肺がんの進行度(ステージ)


肺がん(肺癌)の進行度(ステージ)は治療方針を左右します。

肺がん(肺癌)の進行度は、がんの進展度と転移の状況で決まり、以下の3要素を組み合わせて潜伏がん、0、IA、IB、IIA、IIB、IIIA、IIIB、IVの8段階に分類されます。


  1. 原発巣(大きさ):T因子
  2. リンパ節転移の有無:N因子
  3. その他の転移(遠隔転移)の有無:M因子


小細胞肺がん(肺がんのうち肺腺がん、肺扁平上皮がん、大細胞肺がん以外)に関しては、極めて進行が速いため一般の分類とは別に治療上の観点から、限局型と進展型の2つの病期分類が用いられる事があります。

原発巣(大きさ):T因子

TX原発腫瘍を評価できない、あるいは細胞診のみ陽性。
T0原発腫瘍を認めない
Tis上皮内がん
T1腫瘍最大径3cm以下
T2腫瘍の大きさまたは進展度が以下のいずれか
  • 最大径が3cmを超えるもの
  • 主気管支に浸潤が及ぶが、腫瘍の中枢側が気管分岐部より2cm以上離れているもの
  • 臓側胸膜に浸潤のあるもの
  • 肺門に及ぶ無気肺あるいは閉塞性肺炎があるが一側肺全体に及ばないもの
T3大きさと無関係に隣接臓器、すなわち胸壁、横隔膜、縦隔胸膜、壁側心膜などに直接浸潤する腫瘍、または腫瘍の中枢側が気管分岐部より2cm以内に及ぶが、気管分岐部に浸潤の無いもの、または無気肺・閉塞性肺炎が片肺全野に及ぶもの
T4大きさと無関係に縦隔、心臓、大血管、気管、食道、椎体、気管分枝部に浸潤の及ぶ腫瘍
同一肺葉内に存在する腫瘍結節
悪性胸水を伴う腫瘍

リンパ節転移の有無:N因子

NX所属リンパ節が判定できない(摘出後など)
N0所属リンパ節に転移がない
N1原発腫瘍の直接浸潤を含み、同側気管支周囲および/または同側肺門リンパ節の転移
N2同側縦隔リンパ節転移および/または気管分枝部リンパ節転移
N3対側縦隔、対側肺門、同側または対側斜角筋前、または同側または対側鎖骨上リンパ節転移

その他の転移(遠隔転移)の有無:M因子

MX遠隔転移を評価できない
M0遠隔転移なし
M1遠隔転移を認める

肺がんの進行度(ステージ)


がんの病期(ステージ)TNM分類
潜伏がんTX,N0,M0
0期Tis,N0,M0
IA期T1,N0,M0
IB期T2,N0,M0
IIA期T1,N1,M0
IIB期T2,N1,M0/T3,N0,M0
IIIA期T1,N2,M0/T2,N2,M0
T3,N1,M0/T3,N2,M0
IIIB期Tは関係なし,N3,M0
T4,Nは関係なし,M0
IV期Tは関係なし,Nは関係なし,M1

小細胞肺がん(小細胞肺癌)の進展度

がんの病期(ステージ)
限局型(LD)小細胞肺がんが、片側の肺と近くのリンパ節(両側の縦隔のリンパ節、首の付け根にある鎖骨上窩リンパ節も含む)に見つかる場合
進展型(ED)限局型よりがんが広がっている。肺の外側にがんが広がり遠隔転移が身体の他の臓器にも見つかる場合

肺がんのステージ別の5年生存率-非小細胞肺がん

肺がん手術後の5年生存率-非小細胞肺がんの場合
I期(1期)II期(2期)IIIA期(3A期)
手術後5年生存率70%50%20-30%

上の表は、非小細胞肺がん(小細胞がん以外)の手術後5年生存率(上の表)および手術ができなかった場合の生存中央値(下の表)を表したものです。

非手術時の生存中央値-非小細胞肺がんの場合
III期(3期)IV期(4期)
生存中央値16ヶ月8-10ヶ月

手術ができた場合の早期肺がん1期の手術後でも70%足らず、2期では50%、3A期ではわずか30%以下にしか過ぎないのが肺がん(肺癌)なのです。

手術ができない進行した肺がん(肺癌)がんの場合にはさらに厳しく、生存中央値は3期では16ヶ月、4期では10ヶ月にも満たないのです。

小細胞肺がん(小細胞肺癌)の治療成績
限局型(LD)進展型(ED)
生存中央値約20か月約8~10ヶ月

抗がん剤や放射線が良く効く小細胞肺がんも予後は厳しく、生存中央値は限局型で約20ヶ月、進展型では10ヵ月にも満たないのです。


PDT(光線⼒学的レーザー治療)


通常のレーザーのように「がん」の病巣を「焼く」のではなく、光線学的反応によって、がん細胞だけを「死滅」させる『PDT(PhotoDynamic Therapy)』は、開胸⼿術をせずとも内視鏡とレーザーのみで病巣を完全に治癒することができるため、患者様への⾝体的負担も少なく、低侵襲かつ⾼い治癒率を誇る画期的な施術として、世界の医療現場でも広く⽤いられている治療法です。

日本では保険適応が早期がんのみに限定されていることに加え、機材コスト等の問題から、⼀部の⼤学病院や公的病院での実施が中心で民間病院では少ないようです。

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