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IgM (免疫グロブリンM)

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IgM (免疫グロブリンM)

IgMは抗原刺激によって最初に産生される免疫グロブリンで、作用として補体結合性、凝集活性、オプソニン活性が強く、細菌に対する免疫防御反応などがあり、胎盤移行性がないため、新生児での上昇は子宮内感染を示唆しています。

IgM検査の目的

IgG、IgA、IgMの基準値(正常値)

異常な場合に疑われる病気

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IgM検査の目的


免疫グロブリン(Ig)は、抗原刺激を受けたB細胞系細胞が分化・成熟して産生する血漿蛋白成分で、IgGIgAIgMIgDIgEの5種類があり、そのうち最も多いのはIgGで全体の80%をし占めます。

IgA、IgMはそれぞれ約10%、5~10%です。

Igの量的あるいは質的な異常をとらえることにより、免疫機構の全体的な機能異常を知る手がかりが得られます。

IgGは感染症、腫瘍、自己免疫性疾患を含むさまざまな抗体産生系の異常をきたす疾患のモニタリングの目的で測定されます。IgGはIgG1~IgG4までのサブクラスがあります。

IgAは質的免疫グロブリンの異常であるM蛋白としてのIgAの増加の有無は多発性骨髄腫の診断に重要になります。またIgA単独欠損症などを知る目的もあります。

IgMは抗原刺激によって最初に産生される免疫グロブリンで、作用として補体結合性、凝集活性、オプソニン活性が強く、細菌に対する免疫防御反応などがあり、胎盤移行性がないため、新生児での上昇は子宮内感染を示唆しています。

したがって、これらの検査は各種疾患の診断、予後、重症度、経過観察などの目的で有用な検査になります。


IgG、IgA、IgMの基準値(正常値)


IgG870~1700 mg/dL
IgA110~410 mg/dL
IgM男性 33~190 mg/dL
女性 46~260 mg/dL


異常な場合に疑われる病気


低値の場合
原発性免疫不全症(γグロブリン血症、CVID、Di George症候群、重症複合型免疫不全症)、 二次性免疫不全症(ステロイド,免疫抑制剤投与、低栄養状態、放射線療法)、ネフローゼ症候群(IgMは増加)、胃腸管蛋白漏出症

高値の場合
Heavy chain病、μ鎖病、α鎖病、γ鎖病、悪性リンパ腫、原発性マクログロブリン血症、多発性骨髄腫、悪性腫瘍、肝疾患、代謝疾患、膠原病、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍、感染症

IgM (免疫グロブリンM)に関するQ&A


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