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2009年12月 アーカイブ

2009年12月06日

基礎体温

一定時間の安静を保った後、そのままの状態で測った体温を「基礎体温」といいます。女性の基礎体温はホルモンの働きによって、生理日や排卵日を境に「低温期」と「高温期」の2相性グラフとなるのです。

排卵のある女性の基礎体温は、一般的に基準体温を境にして生理開始日から排卵日までが「低温期」となり、排卵日を境に体温は0.3~0.5度上昇して「高温期」となります。そして、約2週間後に再び体温が低下して「生理」となるのです。

この繰り返しが一定周期(25~38日)で起きているかどうかを調べるには、基礎体温を計測・記録するほかありません。

産み分け

産み分けとは、生まれてくる赤ちゃんの性別に強い希望のある人が「男の子」「女の子」それぞれの生まれてくる確率が高い方法で妊娠しようと試みることです。

医学的および科学的に根拠のあるものもあれば、迷信に近いようなものまで、その方法はさまざま。また、いずれも100%とは言い切れません。

男の子の産み分け

Y精子の寿命が1日と短い為と、Y精子とX精子を比較した場合、スピードが速く量の多いY精子の方が、同じ条件下では有利である為です。

男の子の産み分けは、女の子よりも少し行いやすいです。

女の子の産み分け

女の子の産み分けの場合は、最低限の妊娠できる環境(妊娠し難い環境)を作り、勢いのあるY精子(男の子)が居なくなった所を狙って、タフな長生きできるX精子(女の子)を受精させようとするのです。

ピンクゼリー

女性の膣内に付属のシリンジで挿入し、X精子の有利な酸性の環境を作り女の子を産み分けるというものです。

グリーンゼリー

女性の膣内に付属のシリンジで挿入し、Y精子の有利なアルカリ性の環境を作り男の子を産み分けるというものです。

排卵日

女性の排卵は、生理から次の生理までの間に1度あります。
個人差がありますが平均的な周期は28日で、その周期の中間くらいで排卵が行われます。

産婦人科で、超音波でチェックしてもらう他、基礎体温や検査薬、おりものなどで判断する方法もあります。

排卵とは(排卵のしくみ)

そのせいで身体にさまざまな変化が起きます。 

まず卵巣ではこの卵胞ホルモンを受け取り、子宮内の卵胞が徐々に大きくなり、排卵日直前には約20ミリくらいの大きさになります。 

その頃になると卵胞ホルモンの値は突然ガクンと落ち、その反動でLHホルモンという別のホルモンが急激に増加します。 その増加が引き金となり卵胞は破裂して、中で育っていた卵が排卵されます。 

排卵を終えた卵胞はそこから黄体ホルモンというものを作り始め、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい環境を作ります。 黄体ホルモンは体温を上げる作用があるので高温期に体温が高くなるのは黄体ホルモンの影響です。

排卵前のおりものの変化(おりもの検査)

おりものは、生理直後ではほとんどなく、それから排卵日に向けて
白いカス状態→白いクリーム状態→白いローション状態→透明で卵の白身のような状態、
に変わっていきます。 

初めはおりものは酸性で外界からの異物の進入を防いでいますが、この卵の白身状態の時は弱アルカリ性で精子がその中で生き延びれる環境になっています。 

この卵の白身状態の時に夫婦生活を持つと子宮内に無事進入した精子は同じく弱アルカリ性である子宮、卵管内で1、2日生き延びて排卵される卵を待つことができます。 

この白身状態の粘液は排卵日の前日、あるいは当日まで続き、排卵直前かあるいは直後にはあっと言う間になくなってしまいます。 

なかには卵の白身状態にまでならずに白っぽいローション状態がピークの人もいます。自分のピークがその人にとって一番妊娠しやすい時期です。

フライング検査

本来は、妊娠検査薬の指定された「生理予定日」や「生理予定日より1週間後」に検査すべきですが、「赤ちゃんがほしい」という思いから、早めに検査してしまう人もいます。

最近は、感度のよい「チェックワンファスト」や「クリアブルー」などがフライング検査では人気のようです。

着床痛(受精痛)

医学的には立証されていないのですが、着床時期にチクチクとした下腹部痛を感じることがあり、これらが着床痛と呼ばれているようです。

私自身は、3回の妊娠で2回着床痛と思われる痛みを感じました。軽い生理痛とチクチクと毛を引っ張るような痛みが何日間か続きました。

着床出血

妊娠中に子宮内膜などが充血して出血しやすくなるために起こるものです。出血量がごく少なく茶色のおりものような感じが多く、着床出血も個人差があり出ない場合もあります。

私は3回の妊娠中、1回着床出血がありました。

着床出血の時期

着床時に子宮内膜が少し溶けて、それが茶色いおりもののような感じで出てくることもあるようです。

時期は、排卵日から9~10日くらいですので、生理と一瞬間違えてしまうこともあるそうです。

妊娠超初期症状

 ・乳首が敏感になる
 ・眠気を感じる
 ・胃腸の調子が悪い感じがする
 ・口が何となく渇く
 ・足の付け根が痛い
 ・下腹部が時々生理痛っぽかったり、チクチクと痛い
  (おそらく着床痛)
 ・茶色いおりものが数日出る
  (おそらく着床出血)

妊娠検査薬

受精卵が着床すると、数日の間に「絨毛」という胎盤のもとになるものが生えてきます。

そしてhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されます。妊娠検査薬はこのホルモンが尿中にあるかどうかを検査します。

市販されている妊娠検査薬と医療機関で使用する妊娠検査薬とは基本的に同じで、陽性反応が出た場合は高い確率で妊娠しています。

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2009年12月07日

HCGホルモン分泌量の変化

妊娠検査薬には、3週終わり頃から反応する場合もあることがわかります。

HCGホルモンが増えていくことにより、つわりなどの妊娠症状も出てきます。

HCGホルモン分泌量(単位:mIU/ml)

2週
0.2

3週
20~50

4週
200

5週
1000

6週
1000~6400

7週
4000~12800

8週
4000~256000

9週
8000~256000

切迫流産(せっぱく)

切迫流産の場合は、胎児が生存していると考えられ、妊娠継続の可能性があります。

下腹部の緊満感や、軽い陣痛様の痛みとともに少量の性器出血がある場合もあります。

流産しないために、安静に過ごすことが指示されます。

子宮筋弛緩剤、ホルモン剤(hCG、プロゲスチンなど)の投与が行われることもあります。

進行流産

下腹部痛や出血が強く、その後、不全流産もしくは完全流産に移行します。

進行流産の症状としては、下腹部の痛み、出血があります。

不全流産に移行した場合は、子宮内に残っている組織を取り除く手術(子宮内容除去術・掻爬手術)をします。完全流産の場合は手術の必要は通常ありません。

稽留流産(けいりゅう)

稽留流産は切迫流産とは異なり、治療しても妊娠を継続することは不可能な状態です。

人工的に産婦人科で、掻爬手術を行わなければなりません。

完全流産

完全流産の場合は、産婦人科によって処置が異なるようです。

流産の原因

初期流産での染色体異常の頻度は50~64%ととても高いです。

流産の割合は、妊娠の10~15%にみられます。

習慣性流産

一度お産をした後に三回続くものも含みます。

不育症

習慣性流産だけでなく、早産を繰り返したり、産まれてから一週間以内に赤ちゃんが死亡する周産期死亡なども含みます。

妊娠初期であれば流産に、中期あるいは後期までもっても週数に応じた成長をしない「子宮内胎児発育不全」になり、最終的には「子宮内胎児死亡(死産)」になってしまうこともある疾患の総称をいいます。

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排卵検査薬(はいらんけんさやく)

排卵検査薬は、排卵日のありそうな前後10日間くらい続けて使うことで、排卵日の特定を可能にするといわれています。

販売されているものも5日用、7日用などあるので、自分に合うものを購入することが必要です。

排卵検査薬を利用すれば、排卵日の数日前からわかるので、妊娠計画には役立たれています。

2009年12月08日

科学的流産(化学的流産)

医学的には流産に含まれません。

精子と卵子が受精卵となっても子宮内に着床が完了せずに妊娠に至らないケースです。

自分では妊娠したことに気づかない人も多いようです。(ケミカル・アボーション)

子宮外妊娠

着床した組織が破裂して、おなかの中で大出血を起こし、命に関わることもあります。

軽い出血が間隔をおいてあったり持続したりします。

出血量は少なく激しい腹痛があるのが特徴です。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胎児は子宮で育つことができないので、掻爬して病巣を取り除く必要があります。

断続的や継続的に出血することがあります。

妊娠検査薬で陽性が出ていたとしても、超音波検査で心拍数、胎児ともまず確認できません。

手術の後、絨毛ガンに移行してないかを経過を観察をします。

出産費用(分娩費用)

大学病院 /総合病院 約40-70万円

公立病院  約30万円

専門病院/診療所  約35~100万円 (平均約40万円)

助産院  約33万円

都心は、平均的にもう少し高い場合が多いようです。

その他、無痛分娩などを選ぶとその分別料金になる場合もあります。

2009年12月09日

妊娠検査薬の疑陽性(薄い陽性)

薄くても陽性は陽性です。

ただ検査薬によっては、薄いグレーの蒸発線というものの場合もあるようです。

その場合は数日後、再検査することをおすすめします。

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2009年12月10日

胎嚢の大きさ・頭殿長の大きさ

胎嚢の大きさ・頭殿長の大きさの平均値がわかります。

最大胎嚢径(GS) 頭殿長(CRL)

cm 平均 範囲 cm 平均 範囲
1.0 4w5d 4w2d-5w2d 1.0 7w4d 7w1d-8w1d
1.1 4w6d 4w3d-5w3d 1.1 7w5d 7w2d-8w2d
1.2 5w0d 4w3d-5w4d 1.2 7w6d 7w3d-8w3d
1.3 5w0d 4w4d-5w5d 1.3 8w0d 7w4d-8w4d
1.4 5w1d 4w5d-5w6d 1.4 8w1d 7w5d-8w5d
1.5 5w2d 4w5d-6w0d 1.5 8w2d 7w6d-8w6d
1.6 5w3d 4w6d-6w0d 1.6 8w3d 8w0d-8w6d
1.7 5w4d 5w0d-6w1d 1.7 8w4d 8w1d-9w0d
1.8 5w4d 5w1d-6w2d 1.8 8w5d 8w1d-9w1d
1.9 5w5d 5w1d-6w3d 1.9 8w6d 8w2d-9w2d
2.0 5w6d 5w2d-6w4d 2.0 8w6d 8w3d-9w3d
2.1 6w0d 5w3d-6w5d 2.1 9w0d 8w4d-9w4d
2.2 6w0d 5w3d-6w6d 2.2 9w1d 8w5d-9w5d
2.3 6w1d 5w4d-7w0d 2.3 9w2d 8w6d-9w6d
2.4 6w2d 5w5d-7w0d 2.4 9w3d 9w0d-9w6d
2.5 6w3d 5w5d-7w1d 2.5 9w4d 9w0d-10w0d
2.6 6w4d 5w6d-7w2d 2.6 9w4d 9w1d-10w1d
2.7 6w4d 6w0d-7w3d 2.7 9w5d 9w2d-10w2d
2.8 6w5d 6w0d-7w4d 2.8 9w6d 9w3d-10w3d
2.9 6w6d 6w1d-7w5d 2.9 10w0d 9w3d-10w3d
3.0 7w0d 6w2d-7w6d 3.0 10w1d 9w4d-10w4d
3.1 7w0d 6w2d-8w0d 3.1 10w1d 9w5d-10w5d
3.2 7w1d 6w3d-8w0d 3.2 10w2d 9w6d-10w6d
3.3 7w2d 6w4d-8w1d 3.3 10w3d 9w6d-10w6d
3.4 7w3d 6w5d-8w2d 3.4 10w3d 10w0d-11w0d
3.5 7w3d 6w5d-8w3d 3.5 10w4d 10w1d-11w1d
3.6 7w4d 6w6d-8w4d 3.6 10w5d 10w2d-11w2d
3.7 7w5d 7w0d-8w5d 3.7 10w6d 10w2d-11w2d
3.8 7w6d 7w0d-8w6d 3.8 10w6d 10w3d-11w3d
3.9 8w0d 7w1d-9w0d 3.9 11w0d 10w4d-11w4d
4.0 8w0d 7w2d-9w1d 4.0 11w1d 10w4d-11w4d
4.1 8w1d 7w2d-9w1d 4.1 11w1d 10w5d-11w5d
4.2 8w2d 7w3d-9w2d 4.2 11w2d 10w6d-11w6d
4.3 8w3d 7w4d-9w3d 4.3 11w3d 10w6d-12w0d
4.4 8w3d 7w4d-9w4d 4.4 11w3d 11w0d-12w0d
4.5 8w4d 7w5d-9w5d 4.5 11w4d 11w1d-12w1d
4.6 8w5d 7w6d-9w6d 4.6 11w5d 11w1d-12w2d
4.7 8w6d 7w6d-10w0d 4.7 11w5d 11w2d-12w2d
4.8 8w6d 8w0d-10w1d 4.8 11w6d 11w2d-12w3d
4.9 9w0d 8w1d-10w1d 4.9 12w0d 11w3d-12w4d
5.0 9w1d 8w2d-10w2d 5.0 12w0d 11w4d-12w4d
5.1 9w2d 8w2d-10w3d 5.1 12w1d 11w4d-12w5d
5.2 9w3d 8w3d-10w4d 5.2 12w2d 11w5d-12w6d
5.3 9w3d 8w4d-10w5d 5.3 12w2d 11w6d-12w6d
5.4 9w4d 8w4d-10w6d 5.4 12w3d 11w6d-13w0d
5.5 9w5d 8w5d-11w0d 5.5 12w3d 12w0d-13w1d
5.6 9w6d 8w6d-11w1d 5.6 12w4d 12w0d-13w2d
5.7 9w6d 8w6d-11w1d 5.7 12w5d 12w1d-13w2d
5.8 10w0d 9w0d-11w2d 5.8 12w5d 12w2d-13w3d
5.9 10w1d 9w1d-11w3d 5.9 12w6d 12w2d-13w4d
6.0 10w2d 9w1d-11w4d 6.0 13w0d 12w3d-13w4d
6.1 10w2d 9w2d-11w5d 6.1 13w0d 12w3d-13w5d
6.2 10w3d 9w3d-11w6d 6.2 13w1d 12w4d-13w6d
6.3 10w4d 9w3d-12w0d 6.3 13w2d 12w5d-14w0d
6.4 10w5d 9w4d-12w1d 6.4 13w2d 12w5d-14w0d
6.5 10w6d 9w5d-12w2d 6.5 13w3d 12w6d-14w1d
6.6 10w6d 9w6d-12w2d 6.6 13w4d 12w6d-14w2d
6.7 11w0d 9w6d-12w3d 6.7 13w4d 13w0d-14w2d
6.8 11w1d 10w0d-12w4d 6.8 13w5d 13w1d-14w3d
6.9 11w2d 10w1d-12w5d 6.9 13w6d 13w1d-14w4d
7.0 11w2d 10w1d-12w6d 7.0 13w6d 13w2d-14w5d


2009年12月11日

大学病院での出産

■規模:NICU(新生児集中管理室)を備えた、機関病院になっているところもある。他の病院からリスクの高い患者が送られてくる。

■出産方法、入院施設:出産方法、母乳に対する考え方は病院によって異なる。新生児室があるところがほとんど。

■特長:いろいろな科が揃っているので、内科などの合併症のある人や、リスクのある 赤ちゃんには安心。高い医療技術で、検査なども充実している。医師が多く、担当医が決めにくい。大学病院の教育機関としての性質上、健診 や分娩の際、研修医らが立ち合い、患者が研修のモデルとなることがある。

総合病院での出産

■規模:100人以上が入院できる設備があり、色々な診療科が備わっている。

■出産方法、入院施設:出産方法、母乳に対する考え方は病院によって異なる。新生児室があるところが多い。

■特長:
◎大学病院と同じように複数の科目の診療が受けられるので、リスクのある人には適している。

※医師が多く、担当医が決めにくい。
※分娩の際、どの医師になるかわからないことがほとんど。
※医師によって、出産に対する考え方が異なり、医療処置も異なることがある。

産婦人科のある個人病院での出産

■規模:ベッド数19床以下。医師1人以上の施設。
一般に○○産婦人科、○○医院、クリニックと呼ばれている。医師の数が複数で、分娩数の多い施設もあるし、医師ひとりで帝王切開ができない、あるいは分娩を扱っていない施設もある。施設内で対応できないケースは、総合病院や機関病院に送る。

■出産方法、入院施設:出産方法や出産準備クラス、サービスに特徴を持たせている施設が多い。母子同室も可能。入院者の数が少ないので、食事に特徴を持たせているところもある。

■特長:
◎地域に根差しているので、通院に便利。
◎院長の考え方で出産方法や診療の仕方などに特徴が出やすい。
◎医師も特定できることが多く、診療時間も比較的長いところが 多い。
◎アットホームな対応。

※リスクのある人には不向き。
※夜間や休日など、スタッフが十分揃っていない場合もある。

助産院での出産

■規模:助産師が開業している医師のいない施設。助産師の自宅である場合が多い。助産師、スタッフの数は施設によって異なる。施設で対応できない場合には、嘱託医や病院に送る。

■出産方法、入院施設:薬剤などにほとんど頼らない自然なお産。ラマーズ法や夫立ち 合いをとり入れている。アクティブ・バースや水中出産をとり入れているところもあ る。ほとんどが、母子同室、母乳をすすめている。

■特長:
◎助産師が健診から出産、産後まで一貫して診てくれる。
◎自宅出産に近いアット ホームな雰囲気。
◎食事にも気を使っていて、家庭の味が楽しめる。
◎退院後も、母乳相談 にのってくれるなどつながりが深い。
◎医師がいないので、健康な妊婦だけが出産できる。

※逆子の対応ができない施設 もある

2009年12月12日

リンカル(リン酸カルシウム)

本来は、無脳児を予防されるために開発されたものらしいですが、臨床の際に、生まれた赤ちゃんが全て男の子だった事から、男児出生率の高さが注目されるようになり、産み分けに利用されるようになりました。

2009年12月17日

自然分娩(しぜんぶんべん)

今でも日本では自然分娩を選ぶ人は少なくありません。

帝王切開(ていおうせっかい)

自然分娩ができない場合に行われる分娩方法です。

自然分娩を予定していても緊急に帝王切開になる場合もあります。

帝王切開が行われるのは、逆子、双子以上の多胎妊娠、母体の骨盤より胎児の頭が大きい児頭骨盤不均衡の場合など。

無痛分娩(むつうぶんべん)

欧米先進国では8割から9割の人が選択するほどポピュラーな分娩方法。

麻酔専門医のもと硬膜外麻酔により痛覚をブロックするため、出産時の痛みが軽減され、リラックスして出産ができます。

無痛分娩は母体の回復も早いため、入院期間も短くすみます。

座位分娩(ざいぶんべん)

上体を起こしていることで重力が胎児を引き出す作用があります。仰向けの姿勢より不安が少なく緊張感も和らぎます。

吸引分娩(きゅういんぶんべん)

日本では、鉗子より操作が容易で安全性も高いため、分娩が長時間に及んだ場合などに行います。

鉗子分娩(かんしぶんべん)

海外では鉗子での索引は確実で優れているとされ、使用されることも多いのですが、日本では吸引分娩の方が一般的です。

誘発分娩(ゆうはつぶんべん)

前もって出産日を設定できるほか、分娩が短時間で済む、胎児・母体への負担が軽減されるため出血も少なく安全というメリットがあります。
ただし、胎児が37週以降で成熟していること、前日の入院などの条件もあります。

ラマーズ法(らまーずほう)

呼吸法により心身の緊張を解き、いきまず力を抜いてできる限り自然な子宮の収縮で分娩を行います。麻酔や吸引、切開などの処置を極力さけて自然に産むための分娩方法です。

アクティブバース(あくてぃぶばーす)

仰向けや座った状態、横向き、しゃがむ、両膝をつく、立ったままなど、さまざまな体位で出産ができます。しかし、会陰部が見えにくかったり、赤ちゃんの管理が難しい体位もあるので注意も必要です。

水中出産(すいちゅうしゅっさん)

水温は母体と同じぐらいの30~40度、塩分濃度も羊水と同じというお湯の中で出産します。
お湯は腰の辺りまで。母体だけでなく、夫など付き添いの人も一緒に入ることができます。
水中でリラックスすることで陣痛が和らぐなどのメリットがあります。水中という以外は自然分娩に近い出産のスタイルです。
卵巣に病気があったり、骨盤が狭い場合は水中分娩ができない場合もあります。

ソフロロジー式分娩(そふろろじーしきぶんべん)

妊娠中は音楽などを聴きながらイメージトレーニングを行い、出産に備えます。
日頃のトレーニングにより、出産時の痛みを喜びとしてとらえるため、超痛分娩(痛みを超越した分娩)とも呼ばれる自然分娩の一つです。

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